私は、虫が苦手です(全部ではありませんが)
たとえばゴキブリは苦手ですが、実際に目の前にいるときは当然として、想像しただけで、ちょっとだけ体が浮いたような(浮足立ったと言うんでしょうか)感じがして、通常よりも地面をしっかりと捉えることができなくなるのです。
この感覚は、前回の記事でもお話ししている「軸」というものを失った状態(「自分軸がゆらぐ」と表現しました)であります。
強固な「垂軸」から手を放してしまった状態ですね。
そして、ある時は、こんなことがありました、
突然、「自分軸がゆらいだ」と思って、立ち止まり周囲を見ると・・・
いたんですよ!(ゴキブリが)
このとき、わたしはゴキブリの存在を認識してはいませんでした、しかし、体はその存在を察知し、「違和感」をあらわした・・・
※過去の「オーリングテスト」や「三脈護身法」の話はここに通じてきます。※過去の記事はこちら
ゴキブリがいたのは偶然だといわれても仕方ないですけど、「自分軸がゆらぐ」感覚というのは私自身は明確にわかります。
その前後で、この感覚をもたらす要素はゴキブリ以外に無かったので・・・
なんかバカみたいなことを真面目に話してるようですが、
施術中に「ここ痛くないですか?」ってお聞きするとき、実はそこに触れながら、私自身が「自分軸がゆらぐ」感覚を感じているからなんです。ただし、私もプロですからね、そこにある筋肉の「コリ」ってものは、ちゃんと感じてます。※施術部位の根拠として積極的に挙げるなら、その点ですよ当然。
でもね・・・明確に「コリ」を触知してるときだけとは限らんのですわ、これが・・・
※手から感じることを軸でとらえるのは、太極拳の「聴勁(ちょうけい)」という技術に通じます。映画『燃えよドラゴン』でブルース・リーが空手家のオハラと対戦するとき、互いの手を合わせますが、このとき「聴勁」をつかっています。
まあ、とにかく自分軸がゆらいだ状態で、正しい手技は行えませんので、きちんと立て直します。
すると、気持ちがいいでしょう、もしも自分軸がゆらいだ状態のままやったら、手だけに力が入ってムチャクチャ痛いんですわ。
ちなみにですけど、一般的に「治療には、ある程度の痛みを伴う」という場合もあるでしょう、下手だから痛いんじゃないですよ、きちんとした理由があってのことです。
それでもウチはやりません、絶対に痛い施術はしません、痛くしなくても治療はできますし、できないことはやりません。(治療って言葉は使えないんですけどね)
(今回はここまでです、ありがとうございました。)