ちょっとややこしい事を言いますが、
私は、この世の中に 『芸術』というもの、そして『芸術家』という者が、
たしかに存在している事を認めます。
しかし、
『芸術』とは何か? という思考をすることは、
無駄で、価値の無いことだと思っています。
だから芸術の話は、これで終わります。
人間だれしも、好きなモノってあると思います。
好きであることに明確な理由がある場合の『論理的に好ましい』と、
もっと感覚的な(感情的な)『なんか好き』
というものがあると思います。
とくに後者の場合だと、
その対象が、どのようなモノゴトであろうとも、
その人の多くの思考と言動を支配するモノになり得るのではないでしょうか。
私自身、それ無しでは生きていけないほど傾倒しているものがあります。
それほどの感情であるにもかかわらず、
いちばん根底にあるのは、いわく言い難い、『好きである』としか言いようのない感覚です。
それは、その人自身にしか分からない感覚であり、
本来それで良いのですが、
まれに、
個人の『いわく言い難い感覚』に基づいた、何らかの『表現』が、
その『表現』に触れた他者に、
表現者と同じ感覚(感情)を覚えさせることがあるらしいのです。
(心を覗いて見ることは出来ないし、そもそも『いわく言い難い』感覚ですから、証明することは出来ませんけどね)
それで、思ったんですけどね、
そういう現象こそが芸術と言えるのではないでしょうかね。
芸術の話しちゃった