どこで見たのか、聞いたのか、忘れてしまいましたが、
むかし観た映画か漫画かの、あるシーンの中で、
登場人物『A』の前に、別の人物『B』が突然立ちはだかります。
Aは言います、『お前に用は無い』
Bが返します、『そっちに無くても、こっちには有る』
BはAに対して恨みがあるのですが、
Aはそのことを認識していない、という状況です。
自分には敵が多く、スキがあれば自分を殺そうとする人間は山ほどいる、
そう認識している人がいるとすれば、その人は自分の周囲の状況に常に注意をはらうことでしょう。
その人にとって、『身の安全』とは常に脅かされているものですが、
本人がそれを自覚している限り、自主的に確保できるものでもあります・・・
はて? 平和な日常を切り裂いて、とつぜん迫りくる通り魔的な犯罪・事故・災害・・・
そういうことを常に意識し続けてたら疲れますけど、でも、
先に述べた、自分の身の安全を脅かすものの存在を認識してる人と、
そんなこと身に覚えのない人と、
身の安全を脅かすものが、事件だろうと、事故だろうと、災害だろうと、病気だろうと・・・
程度の違いこそあっても、『護身』という意識に少しも違いはないと、
ふと、思った