池とか川で、“外来種”と言われる生き物を見ることがあります。
上の画像は、どちらも乙川に棲んでいる生き物ですが“外来種”です。
“外来種”の何が問題かというと、
生態系への影響です。
すぐ思い浮かぶ事としては、
・“外来種”が“在来種”を直接的に捕食する
・一定の範囲の中で“外来種”が増え、“在来種”の生息域を圧迫する(餌となる生物や、産卵場所の奪い合いが起こる)
など、です。
“外来種”を持ち込むのは人間ですし、問題視するのは人間ですから、
当然、人間の生活への影響があるということです。
漁業や農業などに与える影響は想像しやすいと思います。
それらの問題を含め、もっと様々な問題があるのでしょう。
その問題とは、様々な立場からの視点によって生み出されています。
また、思想・信条・『好む・好まざる』という感情によっても、その問題の度合いが大きく変わります。
いずれにしろ“外来種”に関する問題は、『命とは何か』という議論に発展した後、
現実的には解決不能、議論の収拾不能であることを、
人々に“なんとなく”感じさせるのです。
そして、この問題は、“生命力”というものが如何に(人知を超えて)強大な力であるかということを示してもいるのです。
ところで、海洋生物には“外来種”という問題は存在するのでしょうか?
海は世界中繋がっているのだから、少なくても“外来種”という概念はあり得ない?
いまのところ、そう思ってます。