気軽に足裏から

小型犬の『パテラ』(膝蓋骨脱臼 しつがいこつ だっきゅう)って多いんですね。

正確には『パテラ』とは膝蓋骨(ヒザのお皿)のことです、

太ももの骨の先端に『膝あて』のように着いていて、その上から『靭帯(じんたい)』という筋肉の一部の強い組織で覆われる状態になっています。(ヒザの皿と靭帯は一体になっていると思ってください)

太ももの骨の先端が溝のようになっていて、その溝に膝蓋骨がはまるのですが、

小型犬の場合、その溝がもともと浅い溝なので、膝蓋骨は容易に横へズレてしまうのです。

つまり『膝蓋骨脱臼』自体は、日常の自然な動きの中でも容易に起こり得ることなのですが、

逆に、容易に元に戻る場合が多いということですね。(犬がストレッチのように後ろ足を伸ばす動作をするときは、自分で膝蓋骨脱臼を直している可能性があります。)

ただし、膝蓋骨脱臼にはグレード1~4まであり、手術が必要な場合もありますね。

大切なことは、正しく認識して管理してあげることですが、

そもそも、なぜヒザの皿がしっかり収まるような骨の形になっていないのか、といえば、

それは小型犬だからなのでしょう。

意図的な交配によって小さな体で生まれてくるということは、骨を発達させる力が弱いとも考えられます(オオカミや野生のイヌ科の動物たちが容易に脱臼する体であるハズがありません)

東洋医学的にみれば、『生命力が旺盛な存在』ではないのかもしれません。

とは言え、小型犬の多くは遊ぶことが大好きですから、走ってからの急旋回とか、ジャンプなどの動作をよくしてしまいます。

生活環境や食事(体重管理)に注意する以外にも、日常的なマッサージなどの肉体のケアをしてあげてほしいと思います(思いがけない良い変化があるかもしれません)

ふと思ったんですけど、犬と猫を比べた時に、

犬は運動を強いられる割には体を撫で擦られる機会が少なく、猫はその逆ではないかと

実際は知りませんけど(猫は撫でられてばかりなので)

湧泉の指圧

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