『好転反応(こうてんはんのう)』という言葉を聞いたことはあるでしょうか、
個人的には、施術者として積極的に使いたい言葉ではないのですが、
体が根本的に『より良い』状態になる過程で感じる、一時的な違和感です(いろんな現象があります)
体の状態を『好転』させるための『リスク』(基本的に、避けて通れないもの)と考えている人もいるようです。
それが本当に『好転反応』なら良いのですが、
我々の業界でいうと、ただの『もみかえし』を好転反応だと言っている場合もあるのです。
『もみかえし』は断じて『好転反応』ではありません、『好転』しません。
短時間で強い刺激(ときには患者さんの求めに応じて)を与えようとするとき、表層の筋肉を壊しているのです。
結果的に、壊れた筋肉は硬くなり、血流は悪くなり、感覚は鈍くなり、
『空手家の拳』が肉も皮も骨のように硬くなるかのごとく、
自分の肩まわり・背中・首筋がそうなることを想像してみてください。