チェインギャング

もう、随分と日がたちますが、非常に考えさせられた出来事があります。

 

ある芸人さんが亡くなったのですが、

その死因が“自死”であったということで、ショッキングな話題として取り上げられていました。

 

近しい関係者の、大方の感想として、

“人知れぬ苦悩”があったのではないか(?)ということが、共通してあるように思われます。

(もちろん、すべては憶測なのですが)

 

具体的に、どのような悩みが有ったにせよ、

本人の仕事が “人を笑わせること” である以上、

一般人が目にする姿は、すべて“笑い”というものに結び付けられています。

とは言っても、いまどきは、どんな有名人だって(むしろ、有名だからこそ)表には出ない悩みぐらい有ることは、容易に想像できます。

(もちろん、すべて憶測です)

 

人が、自ら命を絶つほどの悩み(苦しみ)とは、どんなものか、

それは、当人が『どれほど弱っているか』という視点で考えるべきことだと思っています。

簡単に言えば、

元気なら乗り越えられる事でも、元気が無ければ乗り越えられません。

 

そして、人間である以上、“理由なく”元気が無いときもあります、

疲れている時です、あたりまえです、

これは、あたりまえの事なんです。

“病気”でもなんでも無く、人としての正常な姿だということです。

 

当人の普段の様子から、

苦悩など微塵も感じられなかったとして、

その点について、“芸人魂” とか “プロ意識” と捉える人もいるでしょうけど、

 

 

ちょっと、ある歌の歌詞をご紹介します。

 

仮面をつけて生きるのは

息苦しくてしょうがない

どこでもいつも誰とでも

笑顔でなんかいられない

 

 

いつも人に対して、笑顔で機嫌よく接することは、間違いなく“美徳”であると思います。

“治療家”という者にとっては、なおさら身につけるべき資質でしょう。

ただし、

それが出来ないとき、

そのことを苦にしてしまうとしたら、

それは地獄だと思います。

 

明大寺マッサージ院 挿絵

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