すごくためになる話

腰痛の位置

朝起きた時に、腰が痛い方、

そして、痛い場所というのが、だいたい上の図のような場所である、という方に対して、

(受け止め方によっては)救いようのない話をします。

 

痛みを発しているのは『仙腸関節(せんちょうかんせつ)』という関節部分です。

痛みの原因は仙腸関節を取り巻く筋肉の“筋肉痛”です。

 

仙腸関節は、『半関節』といって、そもそも大きな動きをする関節ではありませんが、

少し動きます。

その少しの動きで、上半身と下半身の動きの要(かなめ)となる重要な関節です。

ただし、すべての人には当てはまりません。

 

仙腸関節を上半身と下半身の動きの要(かなめ)として日常動作を行っている人は、

仙腸関節が良く動きます。

逆に、仙腸関節が動きにくい人が、ふとしたことで仙腸関節が動いたときに、周囲の組織を損傷しやすいです。

 

ここまで、よろしいでしょうか、

 

では、どうしたら仙腸関節を機能的に使える身体になるかというと、

個人的には『太極拳』をお勧めしますが、

もっと簡単に、腰痛を予防するための運動と割り切って行うための良い方法があります。

それは『正座』です。

 

厳密に言うと、正座をする際の一連の動きです。

では、ご説明します、非常に簡単です。

(注意)腰椎椎間板ヘルニアを患っている人は、やらないでください。

 

正座の解説

正座の解説2

( ↑ クリックすると拡大)

基本はこれだけです。

“運動”ですから3回ぐらいやってみましょう。

 

※さらに、立つ前にお辞儀すると、より立ち上がりやすく感じると思います。

その違いも是非、感じ取っていただきたいです。

お辞儀

 

お気づきの方も居られると思いますが、

要するに、武道や伝統芸能における所作ですね、

その価値を知られることなく、非合理的と見なされるものでもあります。

 

ついでに、つっこんだ話をします、軽く聞き流してください。

 

正座をすると、体の前と後ろの気の流れが繋がって、

それによって体の中心の気の流れを強く感じるようになります。

小周天

これを『小周天(しょうしゅうてん)』と呼ぶ人もいます。

 

習慣化すると、たった1分の正座でそれを感じるようになりますので、

そうなると、りっぱな『禅』です。

 

あくまでも腰痛を予防するための運動習慣として行えばよいのですが、

どうせなら、毎朝、朝日に向かって感謝の気持ちを込めて行ってみてください。

正座が出来ない人は太極拳がおすすめです。

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