あってはならぬ事

肋骨骨折事例 - コピー←クリックすると拡大

 

↑ 赤枠で囲った部分に、“施術ミス”による『ろっこつ骨折』の事例について書かれています。

 

 

ストレッチによる骨折

 

 

↑ 図のようなストレッチを行った際、

『膝を胸に近づけるときに大腿前面が肋骨(ろっこつ)を圧迫することなどが原因と思われます』

と書かれていますが、

無論、圧迫しているのは『施術者』です。

うつ伏せの状態の患者さんの背中を“押して”起こる骨折と、何ら違いはありません。

施術者が、過度な力をそうと認識せずに(できずに)かけているのが目に浮かびます。

施術による事故は、絶対に『あってはならぬ事』です。

しかし、人間は必ずミスをします。

人間は必ずミスをするという前提で、絶対に事故を起こさないためには、

ミスをしても事故につながらない事をすれば良いのです。

Twitterはこちら

あってはならぬ事

DSCF4143←クリックすると拡大

 

・人の体に圧力をかける施術 → 骨折

・鍼(はり) → 内出血

・お灸 → 火傷

それ以外にも有ると思いますが、

そのような『事故』が起こる背景について、一つの考えを述べます。(私個人の考えなので、他者と議論はしませんし、考えを変えることはありません。)

まず、施術者が『事故』を『万に一つの施術のリスク』として考えるなら、それは間違いです。

どんな理由があっても、施術者に『危うい橋をわたる資格』はありません。(患者さんにリスクを負わせる権利もありません)

『リスクがあるなら行うべきではない』ということです。

自分の『技術』・『知識』・『社会的(法的)立場』などが考慮された上で尚、考え得るリスクがあり、その『前提』で施術をするとしたら、

それは施術者の『おごり』だと思っています。

施術者が『技術』・『知識』を向上させていくことは当然のことですが、

ただし一方で、いかに高い『技術』・『知識』を持とうとも、医師ではない者の『領分』というものがあるはずです。

施術家として『万能』であろうとすることを否定はしませんが、主張してよいことだとは思いません。

『できること』・『できないこと』を明確にすることこそ責任ある態度だと思います。

医師が『病気』と判断しないことに対応するのが施術家の『領分』であり、

『できること』だけでも十分に人の役にたてるのです。

つきぐっちゃん昼寝

Twitterはこちら